SPGアメックス付帯の旅行保険すべて解説【利用付帯と自動付帯に注意】
本記事は、このような悩みをかかえている方にオススメです
- SPGアメックスには、どんな旅行保険が付いているのか知りたい
- いつでもSPGアメックスの保険対象になるのか知りたい
本記事の内容
- SPGアメックス付帯の旅行保険をすべて解説
- 旅行保険の考え方を解説
こんにちは!
マイル研究所(@mairukenkyuujyo)のまるのすけです。
SPGアメックスの旅行保険について知りたいですか?
本記事ではSPGアメックス付帯の旅行保険の、概要説明から、利用時の注意点などを解説します。
万が一の事故のためにも出発前に必読です。
- 1.SPGアメックス付帯の旅行保険すべて解説【利用付帯と自動付帯に注意】
- 2.SPGアメックス付帯の海外旅行保険
- 3.SPGアメックス付帯の国内旅行保険
- 4.SPGアメックス付帯保険の家族の扱い
- 5.SPGアメックス付帯の航空便遅延保険
- 6.SPGアメックス付帯の旅行保険まとめ
1.SPGアメックス付帯の旅行保険すべて解説【利用付帯と自動付帯に注意】
SPGアメックスには、充実した旅行保険が付帯しています。
SPGアメックスに付帯している旅行関係の保険は、次の3つです。
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- 航空便遅延保険
旅行関係以外の保険として、キャンセルプロテクションやリターンプロテクションという保険も付帯していますが、本記事では、旅行保険にのみ特化して、解説します。
1−1.補償を受けられる人(被保険者)
SPGアメックス付帯の保険の補償を受けられるのは、カード会員本人および配偶者、カード会員と生計を共にする子様・両親などの親族(※)です。
※親族とは、6親等以内の血族、3親等以内の姻族
補償内容や条件は、基本カード会員、家族カード会員、また国内旅行と海外旅行とで異なりますので注意が必要です。
補償が受けられる範囲をしっかり把握しておかないと、事故にあった際に補償が受けられなくなります。
それでは後の祭りですので、しっかりと確認してから、旅行に出かけましょう。
1−2.補償される場合
国内旅行保険と海外旅行保険では、補償される場合が大きく異なります。
- 国内旅行保険・・・利用付帯
- 海外旅行保険・・・自動付帯(利用で補償額アップ)
SPGアメックスカードをメインカードとして利用されている方は、多くの旅行の代金をSPGアメックスカードで支払うと思いますので、自動的に「利用付帯」が適用されると思いますが、旅行券などの違う決済方法を取られた場合は、注意が必要です。
1−3.事故に遭ったときは
事故にあった際は、事故の日から遅滞なく下記通知先まで連絡する必要があります。
国内での事故通知先
アメリカン ・エキスプレス・保険ホットライン
0120-234586(通話料無料/9 : 00〜17 : 00/土日祝休)
(書類の返送先/引受保険会社内)
〒 163-0590 東京都新宿区西新宿 1-26-2
損害保険ジャパン日本興亜株式会社
海外での事故通知先
「オーバーシーズ・アシスト」センターへ連絡してください。
「オーバーシーズ・アシスト」センターがカード会員の方の保険金
請求の手続きをサポートしてくれます。
電話番号につきましては、オーバーシーズ・アシストについてまとめたこちらの記事でご確認ください。
2.SPGアメックス付帯の海外旅行保険
ではまず、SPGアメックス付帯の海外旅行保険から説明します。
SPGアメックス付帯の海外旅行保険は、旅行代金をSPGアメックスカードで支払ったかどうかで、補償額が異なります。
基本カード会員 | 基本カード会員の家族 | 家族カード会員 | 家族カード会員の家族 | ||
傷害死亡・後遺障害保険金 | 利用 | 最高1億円 | 最高 1,000 万円 | 最高 5,000 万円 | 最高 1,000 万円 |
自動 | 最高 5,000 万円 | 最高 1,000 万円 | 補償なし | ||
傷害治療費用保険金 | 利用 | 最高 300 万円 | 最高 200 万円 | 最高 300 万円 | 最高 200 万円 |
自動 | 最高 200 万円 | 補償なし | |||
疾病治療費用保険金 | 利用 | 最高 300 万円 | 最高 200 万円 | 最高 300 万円 | 最高 200 万円 |
自動 | 最高 200 万円 | 補償なし | |||
賠償責任保険金 | 利用 | 最高 4,000 万円 | |||
自動 | 最高 4,000 万円 | 補償なし | |||
携行品損害保険金 | 利用 | 1旅行中最高 5 0万円(免責 3千円 /年間限度額100万円) | |||
自動 | 1旅行中最高 5 0万円 (免責 3千円 /年間限度額100万円) |
補償なし | |||
救援者費用保険金 | 利用 | 最高400万円 | 最高300万円 | 最高400万円 | 最高300万円 |
自動 | 最高 300 万円 | 補償なし |
よく言われる「最高1億円」の補償は、傷害死亡・後遺障害保険金の利用付帯の金額です。
利用付帯と自動付帯で補償金額が異なるのは、
- 傷害死亡・後遺障害保険金
- 傷害治療費用保険金
- 疾病治療費用保険金
- 救援者費用保険金
の4つです。
海外で病気や怪我をした際、日本と違い数百万円の医療費を請求されることは、普通にあります。
例えばSPGアメックスカードに付帯してる海外旅行保険では、傷害治療費用保険金・疾病治療費用保険金は、利用付帯でも最高300万円です。
正直、これだけでは少し不安があります。
しかし実は、この医療費の不足分については、複数のクレジットカードに付帯の旅行保険を合算してカバーすることができます。
SPGアメックス以外にお持ちのクレジットカードに付帯の保険を確認し、足りないようであれば、別途海外旅行保険に加入していくのが、安全策です。
3.SPGアメックス付帯の国内旅行保険
SPGアメックス付帯の国内旅行保険は、完全に「利用付帯」です。
SPGアメックスカードを保有しているだけでは、補償されませんので、ご注意ください。
補償額については、こちらの表のとおりです。
基本カード会員 | 基本カード会員の家族 | 家族カード会員 | 家族カード会員の家族 | ||
傷害死亡・後遺障害保険金 | 利用 | 最高 5,000 万円 | 最高 1,000 万円 | 最高 5,000 万円 | 最高 1,000 万円 |
自動 | 補償なし |
国内旅行保険で補償されるのは、「傷害死亡・後遺障害保険金」のみです。
その他の保険で、例えば携行品損害保険などをつけたい場合は、別途保険契約が必要です。
お得な携行品損害保険をこちらの記事で紹介しています。
4.SPGアメックス付帯保険の家族の扱い
SPGアメックス付帯保険の対象には、「基本カード会員の家族」と「家族カード会員」と「親族」という言葉が出てきます。
もう一度、SPGアメックス付帯保険における「親族」の定義を確認しておきます。
この保険の補償を受けられるのは、カード会員ご本人様および配偶者様、カード会員と生計を共にするお子様・ご両親などの親族 * となります。補償内容や条件につきましては、基本カード会員様、家族カード会員様、また国内旅行と海外旅行とで異なりますのでご注意ください。
* 親族とは、6親等以内の血族、3親等以内の姻族の方をいいます。
つまり、生計を共にしているという条件はありますが、6親等以内の血族、3親等以内の姻族であれば、旅行保険の補償対象となるということです。
5.SPGアメックス付帯の航空便遅延保険
最後に、SPGアメックス付帯の航空便遅延保険について解説します。
航空便遅延保険には、4種類の補償があります。
- 乗継遅延費用
- 出航遅延、欠航、搭乗不能費用
- 受託手荷物遅延費用
- 受託手荷物紛失費用
こちらの航空便遅延保険の保険の対象者(被保険者)は、基本カード会員本人のみとなります。
それぞれの補償について、カンタンに説明しておきます。
5−1.乗継遅延費用
補償額は最高20,000円です。
被保険者が航空便を乗り継ぐ場合において、乗り継ぎ地点へ到着する被保険者の搭乗した航空便の遅延によって乗り継ぎ地点から出発する被
保険者の搭乗する予定だった航空便に搭乗することができず、到着便の実際の到着時刻から4時間以内に出発便の代替となる他の航空便を利用
できなかったとき。
5−2.出航遅延、欠航、搭乗不能費用
補償額は最高20,000円です。
被保険者が搭乗する予定だった航空便について、出航予定時刻から4時間以上の出航遅延、航空便の欠航もしくは運休または当該航空会社の搭
乗予約受付業務のかしによる搭乗不能が生じ、当該航空便の出航予定時刻から4時間以内に代替えとなる他の航空便を利用できないとき。
5−3.受託手荷物遅延費用
補償額は最高20,000円です。
被保険者が搭乗する航空便が予定していた目的地に到着してから6時間以内に、被保険者が携行する身の回り品で、かつ、航空便の搭乗時に当該航空会社が運搬を受託した手荷物が予定していた目的地に運搬されなかったために、被保険者が予定していた目的地において費用を負担することによって損害を被ったとき。
5−4.受託手荷物紛失費用
補償額は最高20,000円です。
被保険者が搭乗する航空便が予定していた目的地に到着してから48時間以内に、受託手荷物が予定した目的地に運搬されなかった場合に、当該受託手荷物は紛失したものと見なし、被保険者が予定した目的地において費用を負担することによって損害を被ったとき。
6.SPGアメックス付帯の旅行保険まとめ
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
本記事では
- SPGアメックス付帯の旅行保険のすべて
- 旅行保険の考え方
について、詳しく解説しました。
SPGアメックスカードがあれば、最低限の旅行保険はカバーできます。
ただし、上でも説明したとおり、必要に応じて不足分は、他のクレジットカードまたは旅行保険でカバーする必要があることを、忘れないでください。
こちらの記事では、本サイトからのSPGアメックスカードの申し込みでお得にポイントを獲得する方法を紹介しています。
SPGアメックスカードのデメリットはもちろんあります。
そちらもまとめていますので、あわせてご覧ください。
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