マイル研究所 | ANAマイル・JALマイルの貯め方を紹介

2017年から陸マイラーとして活動する夫婦のブログで、ANAマイル・JALマイルの貯め方を中心に紹介しています。

SPGアメックスとANA VISA ワイドゴールドを徹底比較【年間決済額がポイント】

本記事は、このような悩みをかかえている方にオススメです

  • SPGアメックスカードとANA VISA ワイドゴールドカードどちらのカードを申し込もうか迷っている
  • 2枚のカードのメリット・デメリットを知りたい

 

本記事の内容

  • SPGアメックスカードとANA VISA ワイドゴールドカード徹底比較【マイルの貯めやすさから特典まで】

 


 

こんにちは!

マイル研究所(@mairukenkyuujyo)のまるのすけです。

 

SPGアメックスとANA VISA ワイドゴールドどっちがお得か知りたいですか?

本記事では、SPGアメックスとANA VISA ワイドゴールドのマイルの貯めやすさから特典まで徹底比較します。

この記事を読めば、あなたがどちらのカードを申し込むべきか解決します。

 

 

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1.SPGアメックスとANA VISA ワイドゴールドを徹底比較

ANAマイルが貯まりやすいクレジットカードとして、SPGアメックスカードとANA VISA ワイドゴールドカードが、よく比較されます。

まずは、大まかに2枚のカードを比較し、詳しい比較について解説します。

 

項目ごとの比較表は、こちらです。

  SPGアメックス ANA VISA ワイドゴールド
年会費 31,000円+税 9,500円+税(条件あり)
家族カード 15,500円+税 2,500円+税(条件あり)
マイル還元率 最高1.25% 最高1.648%
ポイント有効期限 実質無期限 3年
継続特典 無料宿泊(1泊2名まで) 2,000マイル
空港ラウンジ
手荷物無料宅配サービス ×
エアポート送迎サービス ×
旅行傷害保険 最高1億円 最高5,000万円
航空便遅延費用補償
海外旅行先での日本語サポート ×
キャンセルプロテクション ×
ショッピング・プロテクション 年間最高500万円 年間最高300万円
リターン・プロテクション ×

 

では、それぞれ解説します。

1−1.紹介入会特典

SPGアメックスカード・ANA VISA ワイドゴールドカードどちらも当サイトからの紹介入会で、お得に入会することができます。

 

紹介特典を比較すると、この表のようになります。

  SPGアメックス ANA VISA ワイドゴールド
入会特典 なし 2,000マイル
紹介特典 入会後3ヶ月以内に合計10万円以上の利用で、36,000ボーナスポイント 2,000マイル
利用ポイント 3,000ボーナスポイント  
合計 39,000ボーナスポイント 4,000マイル
マイル換算 13,000マイル 4,000マイル

 

紹介特典により獲得できるマイル数は、SPGアメックスカードの方が年会費も高い分、多くなっています。

 

それぞれの紹介入会の方法は、こちらの記事をご覧ください。

www.mairu-kenkyuujyo.com

www.mairu-kenkyuujyo.com

1−2.年会費

年会費は、SPGアメックスカードが31,000円+税、ANA VISA ワイドゴールドカードが9,500円+税です。

ただし、ANA VISA ワイドゴールドカードの年会費は、カードご利用代金WEB明細書サービスのご利用+マイ・ペイすリボをお申し込み+ご利用で、割引が適用された後の金額としています。(※マイ・ペイすリボは、リボ払いですので、支払い管理が得意でない方にはオススメできません)

ANAのゴールドカードが税抜10,000円以下で持てますので、陸マイラーにも非常に人気の高いカードとなっています。

 

また、このマイ・ペイすリボにより、マイル還元率を最大化することができます。

その点についても、順に説明します。

 

SPGアメックスカードの年会費は、初年度から31,000円+税必要となりますが、1年目から十分に元を取ることができます。

詳しくは、こちらの記事をどうぞ。

www.mairu-kenkyuujyo.com

1−3.家族カード

SPGアメックスカード・ANA VISA ワイドゴールドカードどちらのカードも家族カードを作ることができます。

 

家族カードを1枚作った場合の年会費は、このようになります。

  SPGアメックス ANA VISA ワイドゴールド
年会費 31,000円+税 9,500円+税(条件あり)
家族カード 15,500円+税 2,500円+税(条件あり)
合計 46,500円+税 12,000円+税(条件あり)

 

しかし、SPGアメックスカードの家族カードは、作るメリットが全くありません。

www.mairu-kenkyuujyo.com

 

ANA VISA ワイドゴールドカードも、家族カードに特に特典は付いてきませんので、家族カードを含めた年会費での比較は、あまり意味ががありません。

1−4.マイル還元率

SPGアメックスカード・ANA VISA ワイドゴールドカードそれぞれのポイントから航空会社のマイルに交換をすることができます。

 

SPGアメックスカードは44社、ANA VISA ワイドゴールドカードは社の航空会社のマイルに交換することができ、一覧にするとこのようになります。ANA VISA ワイドゴールドカードは、ANAカードなので、ANAのマイルにしか移行できないのは、当たり前ですね)

航空会社のマイレージプログラム SPGアメックス ANA VISA ワイドゴールド
エーゲ航空  
アエロフロート ボーナス  
エアロメヒコ クラブプレミエ  
エアカナダ アエロプラン  
エアチャイナ フェニックスマイル  
エールフランス/KLM フライングブルー  
ニュージーランド航空Airpoints™  
アラスカ航空 Mileage Plan®  
アリタリア航空ミッレミリア  
ANAマイレージクラブ
アメリカン航空  
アシアナ航空アシアナクラブ  
アビアンカ航空 LifeMiles  
ブリティッシュ エアウェイズExecutive Club  
アジアマイル  
中国東方航空イースタンマイルズ  
中国南方航空  
コパ航空 ConnectMiles  
デルタスカイマイル  
エミレーツスカイワーズ  
エティハド ゲスト  
フロンティア航空EarlyReturns®  
海南航空  
ハワイアン航空 HawaiianMiles®  
Iberia Plus  
日本航空 (JAL) マイレージバンク  
ジェットエアウェイズ Jet Airways JetPrivilege®  
ジェットブルー航空TrueBlue™  
大韓航空スカイパス  
LATAM航空 LATAMPASS  
ルフトハンザ Miles & More  
Multiplus  
カンタス フリークエントフライヤー  
カタール航空プリビレッジクラブ  
サウディア航空  
シンガポール航空クリスフライヤー  
南アフリカ航空 Voyager  
サウスウエスト航空 Rapid Rewards  
TAPポルトガル航空  
タイ国際航空  
ターキッシュエアラインズ Miles&Smiles  
ユナイテッド航空マイレージプラス  
ヴァージンアトランティック航空Flying Club  
ヴァージンオーストラリア Velocity Frequent Flyer  

 

ANA VISA ワイドゴールドカードに合わせて、ANAマイルの還元率を比較します。

ANA VISA ワイドゴールドカードのマイル還元率は、少し特殊で、前年度のカード支払い額に応じて、もらえるボーナスポイントが変わります。

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出典元:三井住友カード(公式)

 

それを踏まえて、1マイル=2円の価値の計算で、年間利用額からの収支を計算するとこの表のようになります。(年間利用額×マイル還元率×2円−年会費)

 

<初年度>

年間利用額 SPGアメックス ANA VISA ワイドゴールド
100万円 -20,980円 3,820円
200万円 -8,480円 17,900円
300万円 4,020円 31,980円
400万円 16,520円 46,060円
500万円 29,020円 60,140円
600万円 41,520円 74,220円
700万円 54,020円 88,300円
800万円 66,520円 102,380円
900万円 79,020円 116,460円
1,000万円 91,520円 130,540円

 

<2年目以降(ANA VISA ワイドゴールドカード V1)>

年間利用額 SPGアメックス ANA VISA ワイドゴールド
100万円 -8,480円 19,460円
200万円 16,520円 49,180円
300万円 41,520円 78,900円
400万円 66,520円 108,620円
500万円 91,520円 138,340円
600万円 116,520円 168,060円
700万円 141,520円 197,780円
800万円 166,520円 227,500円
900万円 191,520円 257,220円
1,000万円 216,520円 286,940円

 

<2年目以降(ANA VISA ワイドゴールドカード V2)>

年間利用額 SPGアメックス ANA VISA ワイドゴールド
100万円 -8,480円 20,260円
200万円 16,520円 50,780円
300万円 41,520円 81,300円
400万円 66,520円 111,820円
500万円 91,520円 142,340円
600万円 116,520円 172,860円
700万円 141,520円 203,380円
800万円 166,520円 233,900円
900万円 191,520円 264,420円
1,000万円 216,520円 294,940円

 

<2年目以降(ANA VISA ワイドゴールドカード V3)>

年間利用額 SPGアメックス ANA VISA ワイドゴールド
100万円 -8,480円 22,700円
200万円 16,520円 55,660円
300万円 41,520円 88,620円
400万円 66,520円 121,580円
500万円 91,520円 154,540円
600万円 116,520円 187,500円
700万円 141,520円 220,460円
800万円 166,520円 253,420円
900万円 191,520円 286,380円
1,000万円 216,520円 319,340円

 

純粋にANAマイルを貯めるカードとしては、ANA VISA ワイドゴールドカードの方が優秀なカードです。

ただし、付帯する特典によっては、SPGアメックスカードの方がお得に感じる方もおられると思います。

1−5.ポイント有効期限

SPGアメックスカードのポイント有効期限は、実質無期限です。(最終ポイント増減から1年)

対してANA VISA ワイドゴールドカードは、ワールドプレゼント (三井住友カードのポイント)が3年、ANAマイルに交換してからが3年となります。

ゆっくりとポイントやマイルを貯めたい場合は、SPGアメックスカードがオススメです。

1−6.継続特典

継続特典には、大きな差があります。

 

SPGアメックスカードの継続特典は、1泊2名までの「無料宿泊」です。

この無料宿泊特典は、ラグジュアリーホテルのザ・リッツ・カールトンでも利用することができ、この特典で年会費の元を取ることができます。

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対して、ANA VISA ワイドゴールドカードの継続特典は2,000マイルです。

継続特典は、SPGアメックスカードに圧倒的メリットがあります。

1−7.空港ラウンジ

どちらのカードでも国内主要空港のラウンジを利用することができますが、1点だけ大きな違いがあります。

海外のラウンジですが、SPGアメックスカードのみが利用可能となっています。

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1−8.手荷物無料宅配サービス

SPGアメックスカードでは、海外旅行からの帰国時に、空港から自宅まで、カード会員1名につきスーツケース1個を無料で配送してもらえる「手荷物無料宅配サービス」を利用できます。

 

また、当サイトではSPGアメックスカードで、成田国際空港中部国際空港関西国際空港以外でもこのサービスを利用する方法も紹介しています。

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1−9.エアポート送迎サービス

SPGアメックスカードでのみ、エアポート送迎サービスを利用できます。

SPGアメックスカードは、海外旅行の出発・帰国時に、提携タクシー会社(MK株式会社)の車をカード会員専用でチャーターし、利用可能地域内の指定場所と空港との間を格安の定額料金にて利用できる「エアポート送迎サービス」が利用できます。

 

エアポート送迎サービスについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

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1−10.旅行傷害保険

SPGアメックスカードには最高1億円、ANA VISA ワイドゴールドカードには最高5,000万円の旅行傷害保険が付帯します。

利用付帯・自動付帯によって金額が変動する保険がありますので、ご注意ください。

 

保険金額比較表は、こちらです。

 

<国内旅行保険>

  SPGアメックス ANA VISA ワイドゴールド
基本カード会員 基本カード会員の家族 基本カード会員 基本カード会員の家族
傷害死亡・後遺障害保険金 利用 最高 5,000 万円 最高 1,000 万円 最高 5,000 万円 補償なし
自動 補償なし
入院日額 利用 補償なし 最高 5,000円
通院日額 利用 補償なし 最高 2,000円
手術保険金 自動 補償なし 最高 20万円

 

海外旅行保険

  SPGアメックス ANA VISA ワイドゴールド
基本カード会員 基本カード会員の家族 基本カード会員 基本カード会員の家族
傷害死亡・後遺障害保険金 利用 最高1億円 最高 1,000 万円 最高 5,000 万円 最高 1,000 万円
自動 最高 5,000 万円 最高 1,000 万円
傷害治療費用保険金 利用 最高 300 万円  最高 200 万円 最高 150万円 最高 50万円
自動 最高 200 万円
疾病治療費用保険金 利用 最高 300 万円 最高 200 万円 最高 150万円 最高 50万円
自動 最高 200 万円
賠償責任保険金 利用  最高 4,000 万円  最高 3,000 万円  最高 1,000 万円
自動 最高 4,000 万円 
携行品損害保険金 利用 1旅行中最高 5 0万円
(免責 3千円 /年間限度額100万円)
1旅行中最高 50万円
(免責 3千円 )
1旅行中最高 15万円
(免責 3千円 )
自動
救援者費用保険金 利用 最高400万円 最高300万円 最高 100万円 最高 50万円
自動 最高 300 万円 

1−11.航空便遅延費用補償

どちらのカードでも航空便遅延費用補償を受けることができ、全体的にSPGアメックスカードの方が、補償額が高くなっています。

保険金の種類 SPGアメックス ANA VISA ワイドゴールド
乗継遅延費用 最高20,000円 最高20,000円
出航遅延、欠航、搭乗不能費用 最高20,000円 最高10,000円
受託手荷物遅延 最高20,000円 最高10,000円
受託手荷物紛失 最高40,000円 最高20,000円

1−12.海外旅行先での日本語サポート

SPGアメックスカードでのみ海外旅行先での日本語サポート「オーバーシーズアシスト」が付帯します。

海外での緊急対応サービスが付帯している点は、海外旅行に頻繁に行かれる方は特に大きなメリットとなります。

 

オーバーシーズアシストについては、こちらで詳しく紹介しています。

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1−13.キャンセルプロテクション

SPGアメックスカードでのみ、急な出張で海外旅行に行けなくなった場合や、突然の病気、ケガによる入院などで、予約していた旅行をキャンセルしたり、チケットを購入済みのコンサートに行けなくなった場合、キャンセル費用などの損害を補償する「キャンセルプロテクション」を利用することができます。

 

キャンセルプロテクションについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

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1−14.ショッピング・プロテクション

どちらのカードでも国内、海外を問わずアメリカン・エキスプレスのカードで購入したほとんどの商品について、破損・盗難などの損害を補償してもらえる「ショッピング・プロテクション」が利用できます。

ただし、購入日から90日間、SPGアメックスカードは年間最高500万円まで、ANA VISA ワイドゴールドカードは年間最高300万円までとなっており、補償金額に違いがあります。

1−15.リターン・プロテクション

SPGアメックスカードでのみ、購入した商品の返品を、万一購入店が受け付けない場合に、購入日から90日以内なら、アメリカン・エキスプレスに返却することにより、購入金額をカード会員の会員口座に払い戻ししてもらえる「リターン・プロテクション」を利用することができます。

 

2.SPGアメックス・ANA VISA ワイドゴールド徹底比較まとめ

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

 

本記事では、SPGアメックスカードとANA VISA ワイドゴールドカードを徹底比較しました。

 

どちらのカードを申し込むべきかのポイントはいくつかありましたが、ANAマイル還元率が大きなポイントとなっていました。

ご自身のライフスタイルに合ったカード選びの参考にしていただけましたら嬉しいです。

 

SPGアメックスカードに興味を持たれた方は、こちらの記事でSPGアメックスカードをお得にお申込みいただく方法を丁寧に解説していますので、あわせてご覧ください。

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SPGアメックスカードのデメリットはもちろんあります。

そちらもまとめていますので、あわせてご覧ください。

www.mairu-kenkyuujyo.com

 

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