SPGアメックスとANA VISA ワイドゴールドを徹底比較【年間決済額がポイント】
本記事は、このような悩みをかかえている方にオススメです
- SPGアメックスカードとANA VISA ワイドゴールドカードどちらのカードを申し込もうか迷っている
- 2枚のカードのメリット・デメリットを知りたい
本記事の内容
- SPGアメックスカードとANA VISA ワイドゴールドカード徹底比較【マイルの貯めやすさから特典まで】
こんにちは!
マイル研究所(@mairukenkyuujyo)のまるのすけです。
SPGアメックスとANA VISA ワイドゴールドどっちがお得か知りたいですか?
本記事では、SPGアメックスとANA VISA ワイドゴールドのマイルの貯めやすさから特典まで徹底比較します。
この記事を読めば、あなたがどちらのカードを申し込むべきか解決します。
1.SPGアメックスとANA VISA ワイドゴールドを徹底比較
ANAマイルが貯まりやすいクレジットカードとして、SPGアメックスカードとANA VISA ワイドゴールドカードが、よく比較されます。
まずは、大まかに2枚のカードを比較し、詳しい比較について解説します。
項目ごとの比較表は、こちらです。
SPGアメックス | ANA VISA ワイドゴールド | |
年会費 | 31,000円+税 | 9,500円+税(条件あり) |
家族カード | 15,500円+税 | 2,500円+税(条件あり) |
マイル還元率 | 最高1.25% | 最高1.648% |
ポイント有効期限 | 実質無期限 | 3年 |
継続特典 | 無料宿泊(1泊2名まで) | 2,000マイル |
空港ラウンジ | ○ | △ |
手荷物無料宅配サービス | ○ | × |
エアポート送迎サービス | ○ | × |
旅行傷害保険 | 最高1億円 | 最高5,000万円 |
航空便遅延費用補償 | ○ | △ |
海外旅行先での日本語サポート | ○ | × |
キャンセルプロテクション | ○ | × |
ショッピング・プロテクション | 年間最高500万円 | 年間最高300万円 |
リターン・プロテクション | ○ | × |
では、それぞれ解説します。
1−1.紹介入会特典
SPGアメックスカード・ANA VISA ワイドゴールドカードどちらも当サイトからの紹介入会で、お得に入会することができます。
紹介特典を比較すると、この表のようになります。
SPGアメックス | ANA VISA ワイドゴールド | |
入会特典 | なし | 2,000マイル |
紹介特典 | 入会後3ヶ月以内に合計10万円以上の利用で、36,000ボーナスポイント | 2,000マイル |
利用ポイント | 3,000ボーナスポイント | |
合計 | 39,000ボーナスポイント | 4,000マイル |
マイル換算 | 13,000マイル | 4,000マイル |
紹介特典により獲得できるマイル数は、SPGアメックスカードの方が年会費も高い分、多くなっています。
それぞれの紹介入会の方法は、こちらの記事をご覧ください。
1−2.年会費
年会費は、SPGアメックスカードが31,000円+税、ANA VISA ワイドゴールドカードが9,500円+税です。
ただし、ANA VISA ワイドゴールドカードの年会費は、カードご利用代金WEB明細書サービスのご利用+マイ・ペイすリボをお申し込み+ご利用で、割引が適用された後の金額としています。(※マイ・ペイすリボは、リボ払いですので、支払い管理が得意でない方にはオススメできません)
ANAのゴールドカードが税抜10,000円以下で持てますので、陸マイラーにも非常に人気の高いカードとなっています。
また、このマイ・ペイすリボにより、マイル還元率を最大化することができます。
その点についても、順に説明します。
SPGアメックスカードの年会費は、初年度から31,000円+税必要となりますが、1年目から十分に元を取ることができます。
詳しくは、こちらの記事をどうぞ。
1−3.家族カード
SPGアメックスカード・ANA VISA ワイドゴールドカードどちらのカードも家族カードを作ることができます。
家族カードを1枚作った場合の年会費は、このようになります。
SPGアメックス | ANA VISA ワイドゴールド | |
年会費 | 31,000円+税 | 9,500円+税(条件あり) |
家族カード | 15,500円+税 | 2,500円+税(条件あり) |
合計 | 46,500円+税 | 12,000円+税(条件あり) |
しかし、SPGアメックスカードの家族カードは、作るメリットが全くありません。
ANA VISA ワイドゴールドカードも、家族カードに特に特典は付いてきませんので、家族カードを含めた年会費での比較は、あまり意味ががありません。
1−4.マイル還元率
SPGアメックスカード・ANA VISA ワイドゴールドカードそれぞれのポイントから航空会社のマイルに交換をすることができます。
SPGアメックスカードは44社、ANA VISA ワイドゴールドカードは1社の航空会社のマイルに交換することができ、一覧にするとこのようになります。(ANA VISA ワイドゴールドカードは、ANAカードなので、ANAのマイルにしか移行できないのは、当たり前ですね)
航空会社のマイレージプログラム | SPGアメックス | ANA VISA ワイドゴールド |
エーゲ航空 | ○ | |
アエロフロート ボーナス | ○ | |
エアロメヒコ クラブプレミエ | ○ | |
エアカナダ アエロプラン | ○ | |
エアチャイナ フェニックスマイル | ○ | |
エールフランス/KLM フライングブルー | ○ | |
ニュージーランド航空Airpoints™ | ○ | |
アラスカ航空 Mileage Plan® | ○ | |
アリタリア航空ミッレミリア | ○ | |
ANAマイレージクラブ | ○ | ○ |
アメリカン航空 | ○ | |
アシアナ航空アシアナクラブ | ○ | |
アビアンカ航空 LifeMiles | ○ | |
ブリティッシュ エアウェイズExecutive Club | ○ | |
アジアマイル | ○ | |
中国東方航空イースタンマイルズ | ○ | |
中国南方航空 | ○ | |
コパ航空 ConnectMiles | ○ | |
デルタスカイマイル | ○ | |
エミレーツスカイワーズ | ○ | |
エティハド ゲスト | ○ | |
フロンティア航空EarlyReturns® | ○ | |
海南航空 | ○ | |
ハワイアン航空 HawaiianMiles® | ○ | |
Iberia Plus | ○ | |
日本航空 (JAL) マイレージバンク | ○ | |
ジェットエアウェイズ Jet Airways JetPrivilege® | ○ | |
ジェットブルー航空TrueBlue™ | ○ | |
大韓航空スカイパス | ○ | |
LATAM航空 LATAMPASS | ○ | |
ルフトハンザ Miles & More | ○ | |
Multiplus | ○ | |
カンタス フリークエントフライヤー | ○ | |
カタール航空プリビレッジクラブ | ○ | |
サウディア航空 | ○ | |
シンガポール航空クリスフライヤー | ○ | |
南アフリカ航空 Voyager | ○ | |
サウスウエスト航空 Rapid Rewards | ○ | |
TAPポルトガル航空 | ○ | |
タイ国際航空 | ○ | |
ターキッシュエアラインズ Miles&Smiles | ○ | |
ユナイテッド航空マイレージプラス | ○ | |
ヴァージンアトランティック航空Flying Club | ○ | |
ヴァージンオーストラリア Velocity Frequent Flyer | ○ |
ANA VISA ワイドゴールドカードに合わせて、ANAマイルの還元率を比較します。
ANA VISA ワイドゴールドカードのマイル還元率は、少し特殊で、前年度のカード支払い額に応じて、もらえるボーナスポイントが変わります。
それを踏まえて、1マイル=2円の価値の計算で、年間利用額からの収支を計算するとこの表のようになります。(年間利用額×マイル還元率×2円−年会費)
<初年度>
年間利用額 | SPGアメックス | ANA VISA ワイドゴールド |
100万円 | -20,980円 | 3,820円 |
200万円 | -8,480円 | 17,900円 |
300万円 | 4,020円 | 31,980円 |
400万円 | 16,520円 | 46,060円 |
500万円 | 29,020円 | 60,140円 |
600万円 | 41,520円 | 74,220円 |
700万円 | 54,020円 | 88,300円 |
800万円 | 66,520円 | 102,380円 |
900万円 | 79,020円 | 116,460円 |
1,000万円 | 91,520円 | 130,540円 |
<2年目以降(ANA VISA ワイドゴールドカード V1)>
年間利用額 | SPGアメックス | ANA VISA ワイドゴールド |
100万円 | -8,480円 | 19,460円 |
200万円 | 16,520円 | 49,180円 |
300万円 | 41,520円 | 78,900円 |
400万円 | 66,520円 | 108,620円 |
500万円 | 91,520円 | 138,340円 |
600万円 | 116,520円 | 168,060円 |
700万円 | 141,520円 | 197,780円 |
800万円 | 166,520円 | 227,500円 |
900万円 | 191,520円 | 257,220円 |
1,000万円 | 216,520円 | 286,940円 |
<2年目以降(ANA VISA ワイドゴールドカード V2)>
年間利用額 | SPGアメックス | ANA VISA ワイドゴールド |
100万円 | -8,480円 | 20,260円 |
200万円 | 16,520円 | 50,780円 |
300万円 | 41,520円 | 81,300円 |
400万円 | 66,520円 | 111,820円 |
500万円 | 91,520円 | 142,340円 |
600万円 | 116,520円 | 172,860円 |
700万円 | 141,520円 | 203,380円 |
800万円 | 166,520円 | 233,900円 |
900万円 | 191,520円 | 264,420円 |
1,000万円 | 216,520円 | 294,940円 |
<2年目以降(ANA VISA ワイドゴールドカード V3)>
年間利用額 | SPGアメックス | ANA VISA ワイドゴールド |
100万円 | -8,480円 | 22,700円 |
200万円 | 16,520円 | 55,660円 |
300万円 | 41,520円 | 88,620円 |
400万円 | 66,520円 | 121,580円 |
500万円 | 91,520円 | 154,540円 |
600万円 | 116,520円 | 187,500円 |
700万円 | 141,520円 | 220,460円 |
800万円 | 166,520円 | 253,420円 |
900万円 | 191,520円 | 286,380円 |
1,000万円 | 216,520円 | 319,340円 |
純粋にANAマイルを貯めるカードとしては、ANA VISA ワイドゴールドカードの方が優秀なカードです。
ただし、付帯する特典によっては、SPGアメックスカードの方がお得に感じる方もおられると思います。
1−5.ポイント有効期限
SPGアメックスカードのポイント有効期限は、実質無期限です。(最終ポイント増減から1年)
対してANA VISA ワイドゴールドカードは、ワールドプレゼント (三井住友カードのポイント)が3年、ANAマイルに交換してからが3年となります。
ゆっくりとポイントやマイルを貯めたい場合は、SPGアメックスカードがオススメです。
1−6.継続特典
継続特典には、大きな差があります。
SPGアメックスカードの継続特典は、1泊2名までの「無料宿泊」です。
この無料宿泊特典は、ラグジュアリーホテルのザ・リッツ・カールトンでも利用することができ、この特典で年会費の元を取ることができます。
対して、ANA VISA ワイドゴールドカードの継続特典は2,000マイルです。
継続特典は、SPGアメックスカードに圧倒的メリットがあります。
1−7.空港ラウンジ
どちらのカードでも国内主要空港のラウンジを利用することができますが、1点だけ大きな違いがあります。
海外のラウンジですが、SPGアメックスカードのみが利用可能となっています。
1−8.手荷物無料宅配サービス
SPGアメックスカードでは、海外旅行からの帰国時に、空港から自宅まで、カード会員1名につきスーツケース1個を無料で配送してもらえる「手荷物無料宅配サービス」を利用できます。
また、当サイトではSPGアメックスカードで、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港以外でもこのサービスを利用する方法も紹介しています。
1−9.エアポート送迎サービス
SPGアメックスカードでのみ、エアポート送迎サービスを利用できます。
SPGアメックスカードは、海外旅行の出発・帰国時に、提携タクシー会社(MK株式会社)の車をカード会員専用でチャーターし、利用可能地域内の指定場所と空港との間を格安の定額料金にて利用できる「エアポート送迎サービス」が利用できます。
エアポート送迎サービスについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
1−10.旅行傷害保険
SPGアメックスカードには最高1億円、ANA VISA ワイドゴールドカードには最高5,000万円の旅行傷害保険が付帯します。
利用付帯・自動付帯によって金額が変動する保険がありますので、ご注意ください。
保険金額比較表は、こちらです。
<国内旅行保険>
SPGアメックス | ANA VISA ワイドゴールド | ||||
基本カード会員 | 基本カード会員の家族 | 基本カード会員 | 基本カード会員の家族 | ||
傷害死亡・後遺障害保険金 | 利用 | 最高 5,000 万円 | 最高 1,000 万円 | 最高 5,000 万円 | 補償なし |
自動 | 補償なし | ||||
入院日額 | 利用 | 補償なし | 最高 5,000円 | ||
通院日額 | 利用 | 補償なし | 最高 2,000円 | ||
手術保険金 | 自動 | 補償なし | 最高 20万円 |
<海外旅行保険>
SPGアメックス | ANA VISA ワイドゴールド | ||||
基本カード会員 | 基本カード会員の家族 | 基本カード会員 | 基本カード会員の家族 | ||
傷害死亡・後遺障害保険金 | 利用 | 最高1億円 | 最高 1,000 万円 | 最高 5,000 万円 | 最高 1,000 万円 |
自動 | 最高 5,000 万円 | 最高 1,000 万円 | |||
傷害治療費用保険金 | 利用 | 最高 300 万円 | 最高 200 万円 | 最高 150万円 | 最高 50万円 |
自動 | 最高 200 万円 | ||||
疾病治療費用保険金 | 利用 | 最高 300 万円 | 最高 200 万円 | 最高 150万円 | 最高 50万円 |
自動 | 最高 200 万円 | ||||
賠償責任保険金 | 利用 | 最高 4,000 万円 | 最高 3,000 万円 | 最高 1,000 万円 | |
自動 | 最高 4,000 万円 | ||||
携行品損害保険金 | 利用 | 1旅行中最高 5 0万円 (免責 3千円 /年間限度額100万円) |
1旅行中最高 50万円 (免責 3千円 ) |
1旅行中最高 15万円 (免責 3千円 ) |
|
自動 | |||||
救援者費用保険金 | 利用 | 最高400万円 | 最高300万円 | 最高 100万円 | 最高 50万円 |
自動 | 最高 300 万円 |
1−11.航空便遅延費用補償
どちらのカードでも航空便遅延費用補償を受けることができ、全体的にSPGアメックスカードの方が、補償額が高くなっています。
保険金の種類 | SPGアメックス | ANA VISA ワイドゴールド |
乗継遅延費用 | 最高20,000円 | 最高20,000円 |
出航遅延、欠航、搭乗不能費用 | 最高20,000円 | 最高10,000円 |
受託手荷物遅延 | 最高20,000円 | 最高10,000円 |
受託手荷物紛失 | 最高40,000円 | 最高20,000円 |
1−12.海外旅行先での日本語サポート
SPGアメックスカードでのみ海外旅行先での日本語サポート「オーバーシーズアシスト」が付帯します。
海外での緊急対応サービスが付帯している点は、海外旅行に頻繁に行かれる方は特に大きなメリットとなります。
オーバーシーズアシストについては、こちらで詳しく紹介しています。
1−13.キャンセルプロテクション
SPGアメックスカードでのみ、急な出張で海外旅行に行けなくなった場合や、突然の病気、ケガによる入院などで、予約していた旅行をキャンセルしたり、チケットを購入済みのコンサートに行けなくなった場合、キャンセル費用などの損害を補償する「キャンセルプロテクション」を利用することができます。
キャンセルプロテクションについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
1−14.ショッピング・プロテクション
どちらのカードでも国内、海外を問わずアメリカン・エキスプレスのカードで購入したほとんどの商品について、破損・盗難などの損害を補償してもらえる「ショッピング・プロテクション」が利用できます。
ただし、購入日から90日間、SPGアメックスカードは年間最高500万円まで、ANA VISA ワイドゴールドカードは年間最高300万円までとなっており、補償金額に違いがあります。
1−15.リターン・プロテクション
SPGアメックスカードでのみ、購入した商品の返品を、万一購入店が受け付けない場合に、購入日から90日以内なら、アメリカン・エキスプレスに返却することにより、購入金額をカード会員の会員口座に払い戻ししてもらえる「リターン・プロテクション」を利用することができます。
2.SPGアメックス・ANA VISA ワイドゴールド徹底比較まとめ
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
本記事では、SPGアメックスカードとANA VISA ワイドゴールドカードを徹底比較しました。
どちらのカードを申し込むべきかのポイントはいくつかありましたが、ANAマイル還元率が大きなポイントとなっていました。
ご自身のライフスタイルに合ったカード選びの参考にしていただけましたら嬉しいです。
SPGアメックスカードに興味を持たれた方は、こちらの記事でSPGアメックスカードをお得にお申込みいただく方法を丁寧に解説していますので、あわせてご覧ください。
SPGアメックスカードのデメリットはもちろんあります。
そちらもまとめていますので、あわせてご覧ください。
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