SPGアメックスとセゾンゴールドアメックスを徹底比較【1年目と2年目で大きく変わります。】
本記事は、このような悩みをかかえている方にオススメです
- SPGアメックスカードとセゾンゴールドアメックスカードどちらのカードを申し込もうか迷っている
- 2枚のカードのメリット・デメリットを知りたい
本記事の内容
- SPGアメックスカードとセゾンゴールドアメックスカード徹底比較【マイルの貯めやすさから特典まで】
こんにちは!
マイル研究所(@mairukenkyuujyo)のまるのすけです。
SPGアメックスとセゾンゴールドアメックスどっちがお得か知りたいですか?
本記事では、SPGアメックスとセゾンゴールドアメックスのマイルの貯めやすさから特典まで徹底比較します。
この記事を読めば、あなたがどちらのカードを申し込むべきか解決します。
1.SPGアメックスカードとセゾンゴールドアメックスカードを徹底比較
JALマイルが貯まりやすいアメックスカードとして、SPGアメックスカードとセゾンゴールドアメックスカードが、よく比較されます。(ただし、セゾンゴールドは、アメックス発行ではありません)
まずは、大まかに2枚のカードを比較し、詳しい比較について解説します。
項目ごとの比較表は、こちらです。
SPGアメックス | セゾンゴールド・アメックス | |
年会費 | 31,000円+税 | 10,000円+税(初年度無料) |
家族カード | 15,500円+税 | 1,000円+税 |
マイル還元率 | 最高1.35% | 1%(JALのみ) |
ポイント有効期限 | 実質無期限 | JALマイルコース:3年、永久不滅:無期限 |
継続特典 | 無料宿泊(1泊2名まで) | なし |
プライオリティパス | × | △ |
空港ラウンジ | ○ | ○ |
手荷物無料宅配サービス | ○ | ○ |
エアポート送迎サービス | ○ | × |
旅行傷害保険 | 最高1億円 | 最高5,000万円 |
航空便遅延費用補償 | ○ | ○ |
海外旅行先での日本語サポート | ○ | × |
キャンセルプロテクション | ○ | × |
オンライン・プロテクション | ○ | ○ |
ショッピング・プロテクション | 年間最高500万円 | 年間最高200万円 |
リターン・プロテクション | ○ | × |
では、それぞれの項目ごとに詳しく解説します。
1−1.紹介入会特典
SPGアメックスカードは、当サイトからの紹介入会で、お得に入会することができますがセゾンゴールドアメックスカードは、紹介特典がありません。
比較するまでもありませんが、紹介特典を比較すると、この表のようになります。
SPGアメックス | セゾンゴールド・アメックス | |
入会特典 | なし | なし |
紹介特典 | 入会後3ヶ月以内に合計10万円以上の利用で、36,000ボーナスポイント | |
利用ポイント | 3,000ボーナスポイント | |
合計 | 39,000ボーナスポイント | |
マイル換算 | 13,000マイル |
少しでもお得に入会されたい方は、SPGアメックスカードを選ぶ方がお得です。
1−2.年会費
年会費は、SPGアメックスカードが31,000円+税、セゾンゴールドアメックスカードが10,000円+税です。
さらに、セゾンゴールドアメックスカードは、初年度年会費無料です。
年会費だけで比較するとセゾンゴールドアメックスカードの方がお得に思えますが、付帯する特典や保険も違いますので、年会費だけで比較するのはナンセンスです。
1−3.家族カード
SPGアメックスカード・セゾンゴールドアメックスカードどちらのカードも家族カードを作ることができます。
家族カードを1枚作った場合の年会費は、このようになります。
SPGアメックス | セゾンゴールド・アメックス | |
年会費 | 31,000円+税 | 10,000円+税 |
家族カード | 15,500円+税 | 1,000円+税 |
合計 | 46,500円+税 | 11,000円+税 |
しかし、SPGアメックスカードの家族カードは、作るメリットが全くありません。
セゾンゴールドアメックスカードも、家族カードに特に特典は付いてきませんので、家族カードを含めた年会費での比較は、あまり意味ががありません。
1−4.マイル還元率
SPGアメックスカード・セゾンゴールドアメックスカードそれぞれのポイントから航空会社のマイルに交換をすることができます。
SPGアメックスカードは44社、セゾンゴールドアメックスカードは2社の航空会社のマイルに交換することができ、一覧にするとこのようになります。
航空会社のマイレージプログラム | SPGアメックス | セゾンゴールド・アメックス |
エーゲ航空 | ○ | |
アエロフロート ボーナス | ○ | |
エアロメヒコ クラブプレミエ | ○ | |
エアカナダ アエロプラン | ○ | |
エアチャイナ フェニックスマイル | ○ | |
エールフランス/KLM フライングブルー | ○ | |
ニュージーランド航空Airpoints™ | ○ | |
アラスカ航空 Mileage Plan® | ○ | |
アリタリア航空ミッレミリア | ○ | |
ANAマイレージクラブ | ○ | ○ |
アメリカン航空 | ○ | |
アシアナ航空アシアナクラブ | ○ | |
アビアンカ航空 LifeMiles | ○ | |
ブリティッシュ エアウェイズExecutive Club | ○ | |
アジアマイル | ○ | |
中国東方航空イースタンマイルズ | ○ | |
中国南方航空 | ○ | |
コパ航空 ConnectMiles | ○ | |
デルタスカイマイル | ○ | |
エミレーツスカイワーズ | ○ | |
エティハド ゲスト | ○ | |
フロンティア航空EarlyReturns® | ○ | |
海南航空 | ○ | |
ハワイアン航空 HawaiianMiles® | ○ | |
Iberia Plus | ○ | |
日本航空 (JAL) マイレージバンク | ○ | ○ |
ジェットエアウェイズ Jet Airways JetPrivilege® | ○ | |
ジェットブルー航空TrueBlue™ | ○ | |
大韓航空スカイパス | ○ | |
LATAM航空 LATAMPASS | ○ | |
ルフトハンザ Miles & More | ○ | |
Multiplus | ○ | |
カンタス フリークエントフライヤー | ○ | |
カタール航空プリビレッジクラブ | ○ | |
サウディア航空 | ○ | |
シンガポール航空クリスフライヤー | ○ | |
南アフリカ航空 Voyager | ○ | |
サウスウエスト航空 Rapid Rewards | ○ | |
TAPポルトガル航空 | ○ | |
タイ国際航空 | ○ | |
ターキッシュエアラインズ Miles&Smiles | ○ | |
ユナイテッド航空マイレージプラス | ○ | |
ヴァージンアトランティック航空Flying Club | ○ | |
ヴァージンオーストラリア Velocity Frequent Flyer | ○ |
ご覧のとおり、セゾンゴールドアメックスカードから交換できる航空会社は、ANAとJALの2社のみです。
しかも、ANAは、非常にマイル還元率が悪いので、セゾンゴールドアメックスカードは、実質JALマイルを貯めるためのカードとなります。
セゾンゴールドアメックスカードのJALマイル還元率は、永久不滅ポイントとあわせて最高で1.125%です。
ただし、セゾンゴールドアメックスカードで、1.125%の還元率にするためには、カード年会費とは別にSAISON MILE CLUBに加入する必要があり、こちらの年会費が4,000円+税かかりますので、JALマイルを貯めるために必要な年会費は14,000円+税となります。
対してSPGアメックスカードのJALマイル還元率は最高1.25%ですので、還元率の面では、SPGアメックスカードにメリットがあります。
しかし、年会費を含めると、セゾンゴールドアメックスカードの方がお得になります。
1マイル=2円で計算して、年間利用額からの収支を計算すると、この表のようになります。
(年間利用額×マイル還元率×2円−年会費)
年間利用額 | SPGアメックス | セゾンゴールド・アメックス |
100万円 | -20,980円 | -3,870円 |
200万円 | -8,480円 | 7,380円 |
300万円 | 4,020円 | 18,630円 |
400万円 | 16,520円 | 29,880円 |
500万円 | 29,020円 | 41,130円 |
600万円 | 41,520円 | 52,380円 |
700万円 | 54,020円 | 63,630円 |
800万円 | 66,520円 | 74,880円 |
900万円 | 79,020円 | 86,130円 |
1,000万円 | 91,520円 | 97,380円 |
純粋にJALマイルを貯めるカードとしては、セゾンゴールドアメックスカードは優秀なカードです。
しかし、セゾンゴールドアメックスカードの上位カードに位置するセゾンプラチナビジネスアメックスカードの場合は、条件を満たせば年会費10,000円で利用できますので、条件によっては、セゾンプラチナビジネスアメックスカードの方がオススメとなります。
1−5.ポイント有効期限
SPGアメックスカードのポイント有効期限は、実質無期限。(最終ポイント増減から1年)
セゾンゴールドアメックスカードは、JALマイルへ自動交換となってしまうので、3年間となっています。(永久不滅ポイント除く)
ゆっくりとポイントやマイルを貯めたい場合は、SPGアメックスカードがオススメです。
1−6.継続特典
継続特典には、大きな差があります。
SPGアメックスカードの継続特典は、1泊2名までの「無料宿泊」です。
この無料宿泊特典は、ラグジュアリーホテルのザ・リッツ・カールトンでも利用することができ、この特典で年会費の元を取ることができます。
対して、セゾンゴールドアメックスカードの継続特典はありません。
継続特典は、SPGアメックスカードに圧倒的メリットがあります。
1−7.プライオリティパス
セゾンゴールドアメックスカードでのみ、有料ですが、世界中のラウンジを利用できる「プライオリティパス」を申し込むことができ、カード年会費とは別に10,000円+税が必要となります。
しかし、楽天プレミアムカードなど、他にもプライオリティパスをもっとお得に取得できるカードはありますので、この点は、あまり重要ではありません。
1−8.空港ラウンジ
どちらのカードでも国内主要空港のラウンジを利用することができますが、1点だけ大きな違いがあります。
海外のラウンジですが、ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港はどちらのカードでも利用できるのですが、仁川国際空港のラウンジは、SPGアメックスカードのみが利用可能となっています。
1−9.手荷物無料宅配サービス
どちらのカードでも、海外旅行からの帰国時に、空港から自宅まで、カード会員1名につきスーツケース1個を無料で配送してもらえる「手荷物無料宅配サービス」を利用できます。
さらにセゾンゴールドアメックスカードは、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港に加え、羽田空港でも手荷物無料宅配サービスを利用することができます。
また、当サイトではSPGアメックスカードで、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港以外でもこのサービスを利用する方法も紹介しています。
1−10.エアポート送迎サービス
SPGアメックスカードでのみ、エアポート送迎サービスを利用できます。
SPGアメックスカードは、海外旅行の出発・帰国時に、提携タクシー会社(MK株式会社)の車をカード会員専用でチャーターし、利用可能地域内の指定場所と空港との間を格安の定額料金にて利用できる「エアポート送迎サービス」が利用できます。
エアポート送迎サービスについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
1−11.旅行傷害保険
SPGアメックスカードには最高1億円、セゾンゴールドアメックスカードには最高5,000万円の旅行傷害保険が付帯します。
利用付帯・自動付帯によって金額が変動する保険がありますので、ご注意ください。
保険金額比較表は、こちらです。
<国内旅行保険>
SPGアメックス | セゾンゴールド・アメックス | ||||
基本カード会員 | 基本カード会員の家族 | 基本カード会員 | 基本カード会員の家族 | ||
傷害死亡・後遺障害保険金 | 利用 | 最高 5,000 万円 | 最高 1,000 万円 | 最高 5,000 万円 | 最高 1,000 万円 |
自動 | 補償なし | ||||
入院日額 | 利用 | 補償なし | 最高 5,000円 | 最高 5,000円 | |
通院日額 | 利用 | 補償なし | 最高 3,000円 | 最高 3,000円 |
<海外旅行保険>
SPGアメックス | セゾンゴールド・アメックス | ||||
基本カード会員 | 基本カード会員の家族 | 基本カード会員 | 基本カード会員の家族 | ||
傷害死亡・後遺障害保険金 | 利用 | 最高1億円 | 最高 1,000 万円 | 最高 5,000 万円 | 最高 1,000 万円 |
自動 | 最高 5,000 万円 | 最高 1,000 万円 | |||
傷害治療費用保険金 | 利用 | 最高 300 万円 | 最高 200 万円 | 最高 300万円 | 最高 300万円 |
自動 | 最高 200 万円 | ||||
疾病治療費用保険金 | 利用 | 最高 300 万円 | 最高 200 万円 | 最高 300万円 | 最高 300万円 |
自動 | 最高 200 万円 | ||||
賠償責任保険金 | 利用 | 最高 4,000 万円 | 最高 3,000 万円 | 最高 3,000 万円 | |
自動 | 最高 4,000 万円 | ||||
携行品損害保険金 | 利用 | 1旅行中最高 5 0万円 (免責 3千円 /年間限度額100万円) |
1旅行中最高 30万円 (免責 3千円 ) |
1旅行中最高 30万円 (免責 3千円 ) |
|
自動 | |||||
救援者費用保険金 | 利用 | 最高400万円 | 最高300万円 | 最高 200万円 | 最高 200万円 |
自動 | 最高 300 万円 |
1−12.航空便遅延費用補償
どちらのカードでも航空便遅延費用補償を受けることができ、基本的にはセゾンゴールドアメックスカードの方が、補償額が高くなっていますが、受託手荷物紛失については、SPGアメックスカードしか補償がありません。
保険金の種類 | SPGアメックス | セゾンゴールド・アメックス |
乗継遅延費用 | 最高20,000円 | 最高30,000円 |
出航遅延、欠航、搭乗不能費用 | 最高20,000円 | 最高30,000円 |
受託手荷物遅延 | 最高20,000円 | 最高100,000円 |
受託手荷物紛失 | 最高40,000円 | 補償なし |
1−13.海外旅行先での日本語サポート
SPGアメックスカードにのみ、海外旅行先での日本語サポート「オーバーシーズアシスト」が付帯します。
海外での緊急対応サービスが付帯している点は、海外旅行に頻繁に行かれる方は特に大きなメリットとなります。
オーバーシーズアシストについては、こちらで詳しく紹介しています。
1−14.キャンセルプロテクション
SPGアメックスカードでのみ、急な出張で海外旅行に行けなくなった場合や、突然の病気、ケガによる入院などで、予約していた旅行をキャンセルしたり、チケットを購入済みのコンサートに行けなくなった場合、キャンセル費用などの損害を補償する「キャンセルプロテクション」を利用することができます。
キャンセルプロテクションについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
1−15.オンライン・プロテクション
どちらのカードでも、万一、第三者によるインターネット上での不正使用と判明したカード取引については、原則としてご利用金額を負担しなくて良い「オンライン・プロテクション」を利用することができます。
1−16.ショッピング・プロテクション
どちらのカードでも国内、海外を問わずアメリカン・エキスプレスのカードで購入したほとんどの商品について、破損・盗難などの損害を補償してもらえる「ショッピング・プロテクション」が利用できます。
ただし、SPGアメックスカードは購入日から90日間、年間最高500万円まで、セゾンゴールドアメックスカードは購入日から120日間、年間最高200万円までとなっており、保険期間・補償金額に違いがあります。
1−17.リターン・プロテクション
SPGアメックスカードでのみ、購入した商品の返品を、万一購入店が受け付けない場合に、購入日から90日以内なら、アメリカン・エキスプレスに返却することにより、購入金額をカード会員の会員口座に払い戻ししてもらえる「リターン・プロテクション」を利用することができます。
2.SPGアメックス・セゾンゴールドアメックス徹底比較まとめ
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
本記事では、SPGアメックスカードとセゾンゴールドアメックスカードを徹底比較しました。
どちらのカードを申し込むべきかのポイントはいくつかありましたが、入会特典・継続特典などが大きなポイントとなっていました。
ご自身のライフスタイルに合ったカード選びの参考にしていただけましたら嬉しいです。
SPGアメックスカードに興味を持たれた方は、こちらの記事でSPGアメックスカードをお得にお申込みいただく方法を丁寧に解説していますので、あわせてご覧ください。
SPGアメックスカードのデメリットはもちろんあります。
そちらもまとめていますので、あわせてご覧ください。
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